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冬期講座が始まり、受験生たちは8:00a.m.～10:00p.m.の既定路線コースで勉強しているわけですが、昨日ブログで挙げた通り、西船橋・稲毛ともWeb会議室のシステムを入れたことで、双方の工房内が全部丸見えになったので、いつも騒がしくしてくれる一部中3生ですら恥をかきたくないのか自分を良くみせようとしているのかは分かりませんが、おとなしく集中して勉強するようになっています。
自らのエゴに忠実な、己の欲望に負けてくれる子たちをどうやって集中して取り組ませ、成果を上げるかばかり考えていましたが、恐らく時間の問題でほとんど解消されていくでしょう。あとは、理解度チェックをさらに徹底していくだけです。
ウチの塾は個別対応ですし、実力派講師と呼ばれるスタッフもいません。
なのに、県立船橋高や薬園台高を筆頭に毎年必ず難関校に合格者を出し、成績が極端に低いアッパー層もきっちり中堅校レベルに押し上げて合格させることができています。
そのかわり、入塾面談で色々と見極め、判断させてもらっています。
5科470点の子も入塾を断れば、100点強の子でもやる気によっては入塾させています。
子ども自身も見ていますが、私がじっくり観察するのは、親の方です。
成績が低い子に見られるのは、ほぼ100％と断言してもいい程、親に問題があります。
特に、自分の過去の栄光を語り始め、わが子を自分と同じようなクローンにしたがる。
そしてそれがうまくいかないと、「勉強しろ！」みたいなセリフしか言えなくなり、勝手にストレスを溜めるだけでなく、「私が子どもの頃は、言われなくてもきちんとやってました！なのに、なんでこの子はできないんですか？」と自分を棚上げする始末。
母親であるあなたがその程度の思慮でしかないから、お子さんがそうなっている現実を分かってないし、現実から目を背けることしかしない。
それでいて、塾にはすぐに結果を求める。
前にもありました。入塾1ヶ月で「ウチの子が勉強を自発的にやるようになりません。どうなっているんでしょうか？」と。
家庭で10何年もそういった育て方をしてきているのに、塾に1ヶ月預けたくらいでお子さんの思考や人格が変わるわけないでしょう。言ってることメチャクチャなのに、それを指摘すると逆ギレを起こす方もいます。そういった方は、他の塾を含めて、別の塾さんをご案内しています。
母親という職業は、とても立派な仕事だと私は考えています。
男性は社会において立身出世が認められていく中で、母親業は誰かに評価されるわけでなく、黙々と縁の下の力持ち的な要素があります。
でも、実際は家事含め、子育てほど大変なことはなく、ほとんどオフのない仕事です。
最近はイクメンならぬ育児に協力的な父親も増え、本当に素晴らしいことだと思います。
そんな素晴らしい母親業である中で、子どもは親の所有物ではなく、一個の別人格の個体です。そこを勘違いしている母親が年々増えていた感があります。
子どもを育てるには、まずは親が育たねば。
でも、最近は親が学ぼうとせず、自分のこれまでの人生観だけを正当化して、子どもに押しつけるケースがやたら増えました。それが何とかならないのかなと思ってしまいます。
世はクリスマス真っ只中ですが、母親業にクリスマスも何もなく、いつも通り淡々とこなすだけかもしれませんが、それだけでも十分尊いことです。
私もそんな忙しいお母さんに対して、お母さんの考えつかないところでお子さんを「どこに出しても恥ずかしくない子」に育つためのお手伝いができればいいかなと思います。
結局、人間というのは常に学び続けなければ、どんどん退化して思考も感覚も鈍っていくだけなんだということを肝に銘じて生きていくだけなんですよね。
頑張っている世のお母さん方にも、素晴らしいクリスマスを！
